今日はちょっと趣向を変えて
素材について・・・
(*^^)v
常連さんがお直しに持ち込まれました。モンペです。(*^^)v
一見くたびれた感じですが、
昔の藍染めの生地はまだまだ
しっかりとして、洗いこんだ表情と風合いは雰囲気と肌触りが最高です。
昔の生地がなんでふっくらとして素敵なのかを説明すると、
先ず、糸の紡ぎかたです。
そして、織機の違いです。
簡単にまとめると現在の手法とはまるで異次元とも言うべき違いがあります。
一番の大きな違いとしては、昔は糸も織りもゆったりと生産されて優しいテンション
(引っ張り)で生産されていました。
現在は生産性アップの為にテンションを目一杯に張って生産されてます。
お解りになると思いますが生産工程で引っ張りがキツイと出来上がりはペーパーライクに
なってしまいます。又、糸だけ捉えれば繊維長の短い(くず糸)でも糸に仕上げる技術でコ
ストダウンをしています。綿といっても紡ぎ方として空紡糸・リング糸 繊維長としてカー
ド糸・コーマ糸など大雑把にも色々なタイプがありますが、昔の製法はいずれにしても、
素材本来の特性が反映された生地になっていると感じます。
このお客様のように良いものを大事に着てる方が本当のお洒落さんです(*^^)v
見せかけより中味で価値判断をできる方は人間性も素敵ですね。(#^.^#)
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